【阪神 8-2 巨人】
今日は、昨日のお返しが出来ましたね。打線も繋がりがあって、非常に良かったです。巨人相手なので最後まで安心は出来ませんでしたが、久々に余裕を持って見ることが出来る試合でした。これで交流戦明けの6試合で4勝2敗。中日、巨人相手で、というのが価値あります。明後日からは交流戦後に調子を上げてきた広島戦です。打線好調な広島なので、投手陣の踏ん張りを期待してます!!
今日は、「A&D」の第2回で、1章が終わります。この後、園子に何が起きるのか、2章にどのように繋がって行くのか。では、スタートです。
---スタート---
1-2.当たる!
「おはよう!園子。」
「おはよう・・・はぁ」
「何朝からため息ついてるのよ。まさか、昨日・・・」
「やめてよ。芳江と一緒にしないで。」
芳江は、園子の後ろの席から身を乗り出して、園子に話しかける。
「ねえ、知ってる?駅からここまでの途中にビルの建築現場があるでしょ。あそこで、事故があったって。」
「・・・ふぅ。知ってるわよ。」
「なによ、気にならないの?事故にあった人、かなりの重傷って噂よ。」
「だって、その人、私の後ろを歩いてた人だよ。私が知らないわけ無いでしょ。」
芳江は、振り向いた園子の顔をまじまじと見つめ、
「じゃあ、何も言わずに立ち去った女子大生風の人って、園子だったのね。もう、駄目じゃないの。警察が捜してたわよ。」
「なんでそんなこと、芳江が知ってるの?」
「だって、現場の人とか、警察の人に聞かれたんだから。こんな感じの女の子知らないかって。まさか園子だったとは。」
「せっかく早く来て、今日の授業のところ訳しておこうと思ってたのに。もう、あんなことがあったから全然手に付かない。」
「そんなことで、何も言わないで逃げちゃったんだ。勿体無い。」
「ちょっと怖かったのもあったから。芳江はちゃんと訳してきたの?」
「そんなこと、やってあるわけないでしょ。どうせ1人か2人しか当たらないんだから。」
「もし当たったらどうするのよ?」
芳江はバッグの中から小さな白い旗を取り出し、
「こうするのよ。」と旗を振って見せた。園子は大笑いした。そこへ、
「ほら、そこの2人!もう授業は始まってるぞ!!」
「やばっ!!」芳江は、園子の後ろの席にそのまま座った。
「もお、何で私が当たるのよ!騒いでたのは、園子だって一緒なのに。」
「ふふふ、運が無かったわね。」
「笑い事じゃないわよ。まったく、30分も小言言われたし・・・。」
「まさか、本当に白旗振るとは思わなかった。」園子は、思い出し笑いする。
「あ~、なんか頭きた。園子、買い物に行くわよ。付き合いなさい!」
「わかったわよ、行きましょ。」
園子と芳江は、二人並んで歩いていく。やがて、駅前のショッピングモールに着く。
「ねえ、なんか福引みたいなのやってるよ。」
「今時福引もねぇ。芳江、興味あるの?」
「2000円で一回だって。よし、やるぞ!園子、あんたも2000円分買い物しなさい!」
「福引ねぇ。まあ、今日は仕方ないか。」
園子、芳江、買い物をして、福引の券を持って出てくる。
「1等はパソコンだって。丁度欲しかったんだ~。」
「こんなの当たるわけ無いわよ。芳江、さっさとポケットティッシュ貰って帰ろう。」
「園子、あなたが先ね。」
「なんで?」
「なんか、あなたの後なら当たる気がするのよ。授業中も当てられたし。」
「ふ~ん、変なの。いいわよ、別に。」
園子、先に福引を回す。白い球が出てくる。
「やっぱりはずれ。こんなものよねぇ。さあ芳江、あなたの番よ。」
芳江、手を合わせてから福引を回す。金色の球が出てくる。店員が鐘を鳴らす。
「やった!1等よ。園子、パソコン当たっちゃったよ!!」
1-3.不安
「はぁ、なんか疲れた。」
夕方の駅のホーム。園子は家に帰るため、電車を待っていた。帰宅ラッシュの時間は少し過ぎているが、ホームには家路に着く人たちがまだまだ多い。園子の後にも、スーツを着たサラリーマン風の人が何人か並んでいた。園子は一番前である。
程なく、電車がホームに入ってくるアナウンスが。その時、園子の後ろで言い争う声が聞こえる。園子が振り向くと、園子の真後ろの男性と、その後ろの男性が口論をしていた。そして、真後ろの男性が突き飛ばされる。
園子は、咄嗟に避けた。男はよろけて、線路の方へと。横からは電車が近づいてくる音がする。
(このままじゃ引かれちゃう!)と思いながらも、園子は声すら出せない。男はなおもよろけて、ホームのぎりぎりのところで片足立ちになり、こちらに手を伸ばしている。電車の音はどんどん大きくなる。園子は手で顔を覆った。
電車が横を通り過ぎる轟音と急ブレーキの甲高い音。「ギャッ!」っという男性の叫び声と「大丈夫か!」という別の男性の声。園子は恐る恐る手を顔から離した。周りには数人のサラリーマン風の男性が、線路に落ちそうになった男を囲んでいる。
「早く救急車を!」「腕か背中に接触してるぞ!」「意識はあるようだ。」
男達の声が飛び交っている。どうやら、線路に落ちる寸前に誰かに手を掴まれ、接触で済んだらしい。園子は、半ばホッとしながらも、その場の光景を呆然と見ていた。そして、朝の出来事を思い出していた。
「なんで、なんで私の近くでこんなことばっかり!」
思わず口に出して叫んでしまう。男性達が園子の方を見る。園子は恥ずかしさと怖さから、その場を走り去ってしまう。
駅を出た園子は、タクシーをひろう。タクシーの中で、混乱を沈めるように深呼吸をして、今日の出来事を思い返してみる。
(そういえば、事故に遭ったのは2人とも、私の真後ろの人だった。)
そして、朝事故に遭った男の言葉を思い出した。
「お前の後ろには、天使と悪魔が・・・」
(まさか!)そして、芳江のことも思い出して、(そういえば、芳江が授業中に当てられたのも、福引が当たったのも、私の後ろだった・・・。)
(まさか、私の後ろの人は、幸福か災難に遭うっていうことなの!)
園子は、まだ半信半疑だった。何とかして本当かどうか知りたい。それには、何かの列に並んで、後ろに並んだ人がどうなるか、を試すのが一番だが、
(もう、事故を見るのは嫌!)
園子は、自宅の最寄の駅でタクシーを降りた。うつむき加減で、でも周りを気にしながら、自分の後ろに人がいないか、不安げに歩いている。
しばらく行くと、宝くじ売り場が目に入った。何人かの人が並んでいる。
(あの列に並んでみようかな。)
しかし、不安が先に立ち、思い切ることができない。
(でも、福引の時は良いことが起こったんだし、宝くじも、きっと良いことが起こるわよ。)
自分に言い聞かせて、何とか近くまで行く。ただ、まだ列に並ぶ勇気が出ない。
(自分に何が起こってるのか、確かめなくちゃ。後ろの人が何を買うか、自分が買った後に見ればいいんだわ。よしっ!行って見よう!)
園子は、まず宝くじの用紙の記入をしに行く。手っ取り早く知るためには、毎日抽選をやっているクジが良い。園子は迷わずナンバーズの用紙を記入し、列に並んだ。
程なくして、後ろに人が並んだ。園子はちらっと後ろを見た。スーツを着たサラリーマン風の青年だった。手には園子と同じく、ナンバーズの用紙を持っている。
(お願いします!事故は起こらないで!)
園子は、心の中で祈っていた。やがて園子の番にになり、クジを買い、窓口から離れた。
(良かった。事故起きなくて。)園子はホッとした。
そして、後ろの男性がクジを買った。しかし、彼が買った番号を見るのを忘れてしまった。
(どうしよう。あの人が買った番号がわからないと、クジ買った意味が無いじゃないの。)
園子は迷った。一番手っ取り早いのは、本人に聞いてみることだが、いきなり見ず知らずの人に宝くじの買い目を聞くのも変だし、園子は自分から男性に声をかけたことが無かった。
(どうしよう、何とかしないと。)
うつむき加減で悩んでいる園子のところに、例の男性が近づいてきた。そして、
「すいません、ちょっと良いですか?」
(Part.3 2.に続く)
---エンド---
申し訳ありませんが、2章は今度の土曜日に掲載予定です。それまで、2章の展開を考えつつ、お待ちください<(_ _)>私も考えますので^^;
ちなみに、今日の宝塚記念は外れました~^^;なんか、ブログ書き始めてから一回も当ってないような。私も園子の後ろに並びたい^^
【今日のWF】
ぼちぼち釣りにでます~wカジキはどうしようかな?wさすがに冬は無理そうなので、チョウチンアンコウの方の捜索に入りたいと思ってますw
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